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平敷慶秀 個展2009年春

ペチカ(24)

2008年12月17日

Posted by けいしゅう at 22:35 │Comments( 0 )TrackBack( 0 )

カチューシャは次の晩も窓辺でバラライカを弾きました。
待ってましたとばかりにバイオリンの音が聞こえました。
そして、その次の晩はラカトシュのバイオリンを弾いている姿が庭の向こうに見えました。
台所の洗いものを済ませた少女が「カチューシャ姉さん!ラカトシュさんを呼んでいい?」
カチューシャはすました顔で「いいわよ」
少女が声をかけると、ラカトシュはおどけた踊りをしてバイオリンを弾きながら窓際まできました。
チアャルダッシュと云うジプシー得意の速弾きです。
「お入りなさい」 カチューシャは顔を赤らめて言いました。
お年寄りたちも、バラライカとバイオリンの音色が嬉しくて居間に集まります。
子供たちも集まりました。                             つづく



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